自動車保険の種類 中古車購入のポイントをチェック 中古車購入ガイド

中古車購入ガイド

自動車保険の種類

自動車は日常生活の上で一番危険な乗り物です。
自分だけは絶対事故は起こさないなんて、過信は禁物!
万一に備えて保険を知って、対策をとっておきましょう。


●自賠責保険(強制保険)
自動車損害賠償責任保険のことです。
車を購入するときには法律で交通事故の被害者が最低限の補償を受けれるようにするため、加入が義務付けられています。
自賠責は別名、強制保険ともいわれ、自賠責保険に入らないと車検は通りません。
自賠責なしで運転した場合には、6ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。
また、支払い対象は事故で被害を受けたドライバー以外の人で、事故を起こしたドライバー自身には支払われません。
また、自賠責は「人」に対する保険で、物損などに関しては補償はありません。

●任意保険
自賠責の補償には限度があります。
特に、自賠責保険には、物損に関する補償はありません。
また、人に対する補償も決して十分とは言えません。
その不足部分を補うのが任意保険です。
任意保険にはいくつかの種類があり、その契約内容により補償の範囲や限度額などに違いがあります。
対人対物は無制限は無制限にしておくことがベストです。
最低限 「対人賠償保険」、「対物賠償保険」、「搭乗者障害保険」の加入をお勧めします。

●対人賠償保険
自賠責保険での補償の不足分をカバーする任意保険のひとつ。
人と接触して事故を起こした場合の自賠責保険での支払い金額にも限度額があるため限度額を超えた分の金額を補う形の保険ととなります。

●対物賠償保険
対人賠償保険は対象が人なのに対し、対物賠償保険は建物などが対象になります。
店舗に誤って突っ込んだ場合や、電車と事故を起こした場合などは、非常に高額な請求をされることが考えられます、ので「無制限」で契約をしておきましょう。

●搭乗者障害保険
事故を起こした運転手や同乗者が死亡したり、怪我をしたときに過失に関係なく支払われる保険で、請求した場合、比較的簡単に保険金の支払が行われます。
また、加害者からの損害賠償金、自賠責保険、各種傷害保険などとは関係なく支払われる為、相手の保険で治療費などがまかなえる場合でも、積極的に請求することが出来ます。
ただし、違法な乗り方(暴走族行為・飲酒運転)をしていた場合は保険金は支払われません。

●自損事故保険
自損事故傷害保険は、自分の過失が100%もしくは相手がいない事故を起こし、ケガや傷害を負ったり、死亡した場合に補償される保険です。

【自損事故の例】
・自動車を運転中にガードレールにぶつかる
・道路から転落
・後ろから一方的に追突してしまった
 など
ただし、この自損事故保険を使うと、等級が3ランク下がるため、ちょっとしたケガなどの場合は保険を使わないことが得な場合もあります。

●車両保険
この保険が一番の悩みどころという人は多いのではないでしょうか。
車両保険は、自分の車の損害を補償する保険であるため、自分の車が凹もうが壊れようが命が問題ないならいいという人は、特に入る必要はない保険だとはいえます。
実際、車両保険は補償される金額に比べて保険料が割高です。

ただし、車も大切な財産、大きな出費を出さないためには車両保険を考えましょう。

・車両保険も車種によっても保険料が違う。

交通事故を起こしやすい車(スポーツカー等)や、修理費が高くつくような車(高級外車等)は保険料が高くなります。
事故を起こしにくい車や修理費が安く済む車(軽自動車はファミリーセダン)は保険料が安くなりますので、気になる方は先に保険会社に聞いておきましょう。

また、この車両保険の保険金額は、対人賠償保険や対物賠償保険のように、自分で保険金額を設定することは出来ません。
代わりに、下記の分類で補償範囲や保険内容を自分で選ぶことが出来るようになっています。

<車両保険の補償範囲(補償範囲が広く・保険料が高い順)>

・一般車両保険の場合
「他車との衝突・追突・接触」
「台風・洪水・高潮」
「盗難・落書き」
「火災・爆発」
「当て逃げ」
「自損事故」

・エコノミー+限定A
「他車との衝突・追突・接触」
「台風・洪水・高潮」
「盗難・落書き」
「火災・爆発」

・限定A
「台風・洪水・高潮」
「盗難・落書き」

・エコノミー
「他車との衝突・追突・接触」

自然災害のリスク、地域の治安も考えて車両保険を選択していきましょう。

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